トルコの伝統的なコーヒー、トルココーヒーをご存知でしょうか？

トルココーヒは、日本の和食と同年の2013年にユネスコ世界無形文化遺産に登録されたほどのコーヒー。

トルココーヒーとは、コーヒーの粉と水を一緒に煮立てたものを小ぶりのカップに注ぎいれ、コーヒーの粉がカップの底に沈むのを待ち上澄みだけを飲む、という独特のコーヒーのこと。

どろっとした舌触りに最初は躊躇してしまうかもしれません。

しかしながらトルココーヒーの味わいに引き込まれてしまうと、ヤミツキになってしまう、そんな不思議なコーヒーです。

飲み終わったらカップを逆さまにひっくり返し、カップについたコーヒーの粉の模様で占いをすることができるのも、トルココーヒーの楽しみ方の1つ。

そんなトルココーヒーを日本に帰ってから作りたい、そんな方にオススメなのが、現地で販売されているジェズヴェ(cezve)という小鍋。

ジェズヴェはトルココーヒーを淹れるために特別に設計された道具で、長い柄がついているので、加熱しているときも手が熱くなりません。

このジェズヴェに6～8グラムのコーヒーの粉、水を60～80ミリリットル、お好みで角砂糖を1～2個入れて煮立てれば、日本でも立派なトルココーヒーを作ることができます。

トルココーヒーを上手に淹れることは、特にトルコの花嫁にとっては重要なことの1つだそうです。

トルココーヒーの味で花嫁の腕前が試されるといわれるくらい、現地の生活に密着した飲み物なのです。

そのため現地の市場では、茶器やコーヒー豆を売るお店には必ずと言っていいほどジェズヴェも販売されています。

もしトルコに行ったときは、トルコでジェズヴェを手に入れて、日本でも本格的なトルココーヒーを淹れてみてはいかがでしょうか。

その味わいと香りは、トルコの旅の思い出をより鮮明におもいださせてくれるに違いありません。

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