ネット広告が主力のユナイテッドは、2019年4月25日に開催した取締役会において、連結子会社で仮想通貨交換業を手がけるコイネージが保有する全株式をコイネージ投資に譲渡することを決議し、同日付でコイネージ投資と株式譲渡契約を締結したと発表した。

同社は2017年10月16日、コイネージを設立し、仮想通貨取引関連事業参入に向け準備を進めてきた。しかし、昨今の仮想通貨に関する事業環境の変化を踏まえ、同事業への参入準備の中止を決定し、同社が保有するコイネージの全株式をコイネージ投資へ譲渡するにいたったと発表している。

コイネージは、今年1月4日付で、仮想通貨交換業者への登録申請中、もしくは申請予定であるみなし業者(第二種会員)として、日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)に入会していた。

また、同社は株式譲渡に伴い、2019年3月期通期連結決算において、事業整理損 411 百万円の特別損失を計上する見込みとしている。

これを受け、本日の同社の株価は大幅に下落。株式譲渡による特別損失計上を含め、2019年3月期の連結業績予想を下方修正したことが悪材料視されているようだ。