国際送金サービス大手の米マネーグラム・インターナショナルが17日、米リップル社との戦略的な事業提携を発表したことが18日の日経新聞の報道により明らかとなった。

報道によれば、リップル社は初期投資としてマネーグラムの普通株と新株を購入できる権利を合わせて3000万ドル分買い取り、買取額はマネーグラム株1株当たり4.10ドルに及んだという。今後、リップル社はさらに2000万ドルを買い取る可能性も示唆されている。

今回の事業提携により、マネーグラムは、リップル社の主力である国際送金システム「Xラピッド」を通して、米ドルや円などの法定通貨を仮想通貨リップル(XRP)に換えて国際送金することができるようだ。送金が効率的に行えるようになるほか、手数料などのコスト削減も期待でき、マネーグラムの取引数量の増加につながるとみられている。