クロアチアのコルチュラ島は、「マルコポーロが生まれた場所」という伝説のある島。

島の東側には旧市街がひろがり、歴史情緒あふれる町並みを眺めながらのそぞろ歩きが楽しいです。

そんなコルチュラ島のシンボルといえば、旧市街の真ん中にある聖マルコ大聖堂。大聖堂の塔の上からはオレンジ色の屋根が並ぶ風景が一望でき、のどかなヨーロッパの情景が楽しめます。

島の旧市街の入り口からまっすぐ進むと、やがて姿を現す聖マルコ大聖堂。建物は14世紀から建設が始まったと言われ、ロマネスク様式とゴシック様式が融合した建築スタイルが特徴です。

一見シンプルでありながら、外観をよく観察すると所々に凝った装飾が。

大聖堂の入口にあるライオン像、アダムとイヴの像も見逃せません。

塔へ続く階段の入口は、大聖堂のものとは別になっています。大聖堂入口のすぐ横にあるので、迷う心配はありません。

入口には青銅の像が乗った噴水が、訪問者をお出迎え。ここからまず細い階段をのぼるのですが、面白いことに階段入口には信号が取り付けられています。階段は1人が通るのがやっとのほどの狭さなので、途中ですれ違いをしなくて良いように「上り」と「下り」の時間を信号で管理しているのです。

暗く狭い階段を少し上ったさきには係の人がいるので、ここで入場料を支払いさらに上を目指します。

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