ふんわりとした卵にナイフで切り込みを入れると、中から半熟卵がとろり…ここまではよくあるオムレツですが、ひと口食べた瞬間、予想もしていなかった香ばしさと甘みが口いっぱいに広がります。

その秘密は、あめ色に炒めた玉ねぎ。じっくり炒めた玉ねぎの旨味が、驚くほどの香ばしさと甘みを添えているのです。

滞在からしばらく経った今でも、「またあのオムレツを食べに行きたい!」と思ってしまうほど…オムレツというシンプルな料理だからこそ、料理人のこだわりやテクニックが光ります。

・一つひとつに発見があるアフタヌーンティー

「京都悠洛ホテル Mギャラリー」1階にあるのが、「Lounge & Bar 1867」。

大政奉還の行われた年号である「1867」を名前に冠し、ホテル全体のコンセプトである「タイムトラベル」を表現したクラシカルなバーラウンジで、12時から16時まではアフタヌーンティーが楽しめます。

女子の心をくすぐる三段トレーで提供されるアフタヌーンティーは、一人2800円(税サ別)で「ロンネフェルト」の紅茶やハーブティー、コーヒーやコーヒーモクテルが飲み放題という太っ腹な内容。これだけコスパが高いと、宿泊客でなくても利用価値大ですね。

正直言って、筆者は「アフタヌーンティーは、ゴージャスな空間や雰囲気を楽しむもの」だと思っていました。言い換えれば、「味よりも上質な空間やサービスで成り立っている」と。

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