タレントのマツコ・デラックス(49)が17日、自身がレギュラーを務める『月曜から夜ふかし』2時間スペシャル(日本テレビ系)に出演。街頭インタビューされた男性が発した「東京はね、お金がある人か権力がある人か若ければ楽しい。それ以外楽しくない」という言葉に激しく同意する場面があり視聴者の間で物議を醸している。
この日、番組では『47都道府県キャッチコピー選手権』として各都道府県のキャッチコピーを羅列したうえで、東京都の“Tokyo Tokyo Old meets New”を紹介。他府県に比べて分かりにくいキャッチコピーとなっているが、街頭インタビューで登場した都民の男性は「いろんな人が出会うってことですよね。世代を超えて」と解釈。続けて「東京はね、お金がある人か、権力がある人か、若ければ楽しい。それ以外は楽しくない」と私見を述べたのだが、このVTRを見ていたマツコは「分かる…。本当にそう。お父さん、全然楽しくないもん、東京。分かるわぁ」と激しく同意していた。
マツコの言葉を裏付けるデータもある。イギリスの政治経済誌『エコノミスト』調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が発表した「最も住みやすい都市」ランキング2022年版でも東京は、昨年の4位からランキング圏外に急落。この調査は、世界172の都市を対象に、安定性、医療、教育、文化・環境、インフラの5項目を数値化することで、住みやすさを評価するもので、2020年をのぞき、毎年ランキング形式で公表されている。ちなみに上位10都市はウィーン(オーストリア)、チューリッヒ(デンマーク)、カルガリー(カナダ)、バンクーバー(カナダ)、ジュネーブ(スイス)、フランクフルト(ドイツ)、トロント(カナダ)、アムステルダム(オランダ)という順で大阪(日本)、メルボルン(オーストラリア)が同着10位。「TOKYO」という都市が国際的にも評価されていない現状を示している。
マツコの「全然楽しくないもん、東京」という発言はインパクト絶大で、スポーツ紙が記事化したことで拡散し掲示板でも書き込みがあふれ、「確かにそうかもしれないけど田舎はもっと楽しくないぞ」「東京郊外がコスパ最高なのかなと思う」「家賃は高いけど圧倒的便利。ある程度稼いだら田舎でゆっくり過ごしたい」「金が無くて地方とか耐えられるのかね」「この期に及んで下層に寄せるとかマツコ無理がある」「今を楽しめない奴はどこへ行っても同じだろ」など、さまざまな意見が寄せられていた。