11月10日の『スッキリ』(日本テレビ系)では、バレーボール元日本代表の大山加奈(38)による双子ベビーカーのバス乗車拒否騒動について放送。MCの加藤浩次(53)が周囲への助け合いを呼びかけたものの、ネット上から疑問の声が集まる騒動になっている。

大山がブログでバスの乗車拒否や運転手から無視されたと訴えたことに端を発するこの騒動。ブログよると、双子のベビーカーを連れていた大山は、一度目はバスの後ろのドアに立っていたもののドアを開けてもらえず、バスが走り去ったという。その後に来たバスにはドアを開けてもらえたものの、バスと歩道の間に大きな溝があり、ひとりで乗車させるのは困難な状況。しかし、大山によると運転手は「スルー」したという。結局ひとりでなんとかベビーカーを持ち上げて乗車し、降車の際も運転手に「スルー」されたと明かしていた。

なお、都営バスは昨年6月から全路線で2人乗り用ベビーカーに子どもを乗せたまま乗車できる取り組みを始めており、都は大山に謝罪している。

加藤は番組で「周りにいる人が手伝えばいいだけじゃないの?苦労してたら『手伝いましょうか?』って」と指摘。「(大山が運転手に)声を掛けないから、声を掛けない方が悪いというわけでもない気がする」と持論を展開し、「『声を掛けなかったでしょ?』とか、相手の抜け落ちているところを突いて『俺は悪くない』とかって言うのはやめた方がいいと思う」と大山への批判にも苦言を呈していた。

しかし、この加藤の発言にネット上からは、「声掛けなかったら助けてほしいのかどうか分からないでしょ」「ルール守らず無言でいる方にも問題ある」「助けてほしいなら助けてほしいなりの意思表示も必要」という声が集まっていた。

「今回問題になっている都営バスの場合、確かに2人乗りベビーカーでも子どもを乗せたまま乗車することは可能。しかし、東京都交通局の公式サイトには乗車方法として『前扉から乗務員にお声がけください』と記されています。しかし、大山は前の扉ではなく、後ろの扉に立ち、乗務員にも声掛けをせず。ネット上ではこの行動が問題視され、加藤の“周囲が助けるべき論”に疑問の声が集まってしまったようです」(週刊誌記者)

社会には助け合いが必要なことは確か。しかし、助けられる側が意思表示をすることも大切なようだ。