2月9日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に社会学者の古市憲寿(38)が出演。全国広域で強盗事件が相次いでいることについて、強盗は「割に合わない」ためやめるよう呼びかけた。

昨年から今年にかけて多発した連続強盗犯の指示役と見られる容疑者4人が、7日から9日の間にフィリピンから日本に移送・逮捕された。しかし、4人がフィリピンで監視下に置かれたあとも日本では強盗事件が止まず、住宅やコンビニなどで被害が多く報告されている。

こうした事件が多発していることについてMCの谷原章介(50)は「自宅に侵入者が来たら、しかも鉢合わせになったら怖いですね」とコメント。一方、古市は「そうですね。ただ、圧倒的にいわゆる泥棒が多くて、強盗ってそんなに数が多くない」と指摘し「イノシシと一緒で刺激しないことが大事」と持論を展開した。

また、古市は「今回広まってほしいなと思うのは、犯罪者目線に立っても強盗ってすごい割が悪い犯罪であるってことが広まってほしいと思うんですね」とコメント。「強盗って最近では検挙率は100%近いですし、いわゆる実行犯側も実刑になる可能性が非常に高いですし、指示役はもっと重い罪になる」と指摘した。

さらに古市は「万が一、人を殺してしまったらさらに重い罪になるっていうことで、強盗って本当に犯罪するとしても絶対割が悪いので」と強調。「特殊詐欺とは全く違う。本当に軽い気持ちで強盗なんてするって人が、これからちょっとでも減ればいいと僕は思いますね」と話していた。

この古市の発言に視聴者からは「割がいい犯罪はやって良いって聞こえますけどね」「めざまし8はやっぱりヤバイな」「割がいいとか悪いとかじゃなく犯罪はしちゃいけないんだよ」といったドン引きの声が集まっていた。

「昨今の強盗事件の裏にはSNSで募集される闇バイトがあり、若者が気軽に強盗に手を出してしまい、思った以上に重い罪を課されることを古市は警告していたようですが、『割が悪い犯罪』と話したことで『割のいい犯罪ならいいのか?』という疑問の声を集めることに。あたかも特殊詐欺なら“割がいい”とも取れる発言に違和感を抱いた人が多かったようです」(週刊誌記者)

古市の少々ズレた呼びかけは若者にまっすぐ届くだろうか。