2月27日放送の『クレイジージャーニー』(TBS系)で、スタッフが取材対象である“ジャーニー”に迷惑をかける場面があり、波紋を広げている。

この日、番組では以前の放送でも取り上げたベースキャンパーの久保安宏氏(60)と娘の杏夏さんに密着。ベースジャンパーとは、ビルの上や崖、橋、世界中のあらゆる場所からひたすら飛び降りるスポーツのことで、今回は杏夏さんのベースジャンプデビューを久保氏がアシストした。

舞台となったのは、ベースジャンパーの聖地と呼ばれているアメリカ・アイダホ州にあるペリンブリッジ。高さは約150メートルで、久保氏いわく「初心者向け」とのことだが、この場所で多くの方が亡くなり、慰霊碑まで建てられているということもあり、1日目はまず念入りに場所をチェック。2日目にいよいよ飛ぶことになった。

しかし、問題となっているのはこの1日目。スタッフは「街でのロケ」と聞かされていたそうで、履いていたのはサンダルタイプのクロックス。しかし、落下予定地から橋の上までの崖を実際に登ることになり、クロックスのスタッフは当然悪戦苦闘することになった。

途中、持っていた荷物を杏夏さんに背負ってもらい、自身はカメラだけ手にしてなんとかついていったものの、久保親子の時間を大きく遅らせてしまうことに。結局、最後の絶壁状態になっている壁は登れず、危険性から降りることもできずにスタッフはそこで待機という展開になった。

その後、久保さんが現地でロープを調達。崖下りは危険だと現地の人に怒られながらもなんとかスタッフを救助するという場面が放送された。

しかし、この一幕に視聴者からは、「なんなんだこの番組のスタッフって」「こういうのがウケると思ってるから余計タチ悪い」「ここのスタッフ本当に非常識だわ。ムカつく」「スタッフ舐めすぎやろ」というブーイングが殺到している。

「この日、杏夏さんのベースジャンプデビューは無事に成功したものの、2回目のジャンプで久保さんが着地に失敗し、足を粉砕骨折することに。ベースジャンプのいいところだけでなく、悪いところもしっかりと特集できたにも関わらず、密着のスタッフが一部を台無しにしてしまった形になりました」(週刊誌記者)

たびたび取材対象に迷惑をかける『クレイジージャーニー』のスタッフ。番組ファンもうんざりし始めているようだ。