6月9日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に、タレントの長嶋一茂(57)が出演。番組内での発言が「何言ってんの?」「ピントずれてる」と批判を集めている。

今年1月に大手回転すしチェーン店「スシロー」の岐阜県内の店舗で、当時高校生だった少年が“醤油さしの注ぎ口“を舐める動画が拡散された問題について、運営会社である「あきんどスシロー」が、少年に対して約6700万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴したことが分かった。

スシローの訴状によると、少年は「醤油ボトルの注ぎ口をなめる」「湯呑をなめた後に未使用の置き場に戻す」「回転レーン上の商品に唾液をつける」などの迷惑行為を行い、それを撮影した動画がSNS上に拡散されたことで、全国の店舗で客が大幅に減少したと主張。「各店舗の衛生管理に疑念を生じさせ、多くの客に著しい不快感、嫌悪感を与えた影響は深刻で、この問題を放置できない」とも主張した。

一方、少年側は行為を認め、反省の日々を送っていると言うが、「客の減少は同業他店との競合とも考えられる」とし、請求棄却を求めて争う姿勢を見せている。

この件について、一茂は「スシロー側がこのアンポンタンな少年にどういう罰を下すのかなというところに注目していて」と切り出すと、「罰はこの提訴だと思うんですけど、やっぱり少年ということもあって“更正”できる余地も残さないといけないのかなと思う」とコメント。

スシロー側が実際に少年を提訴したことについては、「今後の事故防止の観点から見てもいたしかたない」と言いつつ、相手が争う姿勢を見せていることから、最終的には6700万円にならないレベルの示談金で和解になる可能性を指摘。

そのうえで一茂は「果たしてそれでいいのかな?」と疑問を投げかけると、「個人的にはスシローであれば皿洗いがあったりとか、掃除があったりとか荷物の搬入があったりとか、いわゆる下働きというか裏方さんの方の業務みたいなことをやらせるのもひとつ手じゃないかな」と持論を展開。続けて「そうするとスシロー側にも企業としての少年を育成する教育する観点からイメージも上がると思いますし、少年もその中で自分を見つめ直して、自分がやってきた罪の重さみたいなものを実際に感じる」と私見を語った。

「つまり一茂は、企業イメージをアップさせるために、少年が更生する手助けをスシローがするのも一つの手だと言っているわけです。しかし、読売新聞によると、迷惑動画が拡散された翌日の親会社の株価は約5%下落しており、一日で160億円以上の経済的価値を損失したとされています。莫大な損失を被っているスシロー側が少年に手を差し伸べる義理は一切なく、一茂の意見はあまりもズレすぎているとしか言いようがありません」(週刊誌記者)

ネット上でも「何言ってんだよ。醤油ペロペロ男を皿洗いで許してあげてって、頭大丈夫?」「なんで被害受けた企業が少年を更生させなきゃいけないのよ。一茂ズレてる」「そんなやつが働いてるお店嫌すぎやん……絶対行きたくないわ…。もしどこで働いてるか分からんってなったらスシロー行かなくなる」「更生の余地があるから〜じゃねぇんだわ。それで許してたら企業側もたまったもんじゃねぇわ」「なんで損害を受けたスシローが更生・教育しなきゃいけないの?教育するの手間やお金かかるんだよ?相変わらずピントずれてる」と呆れ声が集まっていた。