岸田文雄首相(66)が18日、自身のX(旧ツイッター)に「池田大作氏の御逝去の報に接し、深い悲しみにたえません」として哀悼の意を投稿したことについて、松野博一官房長官(61)は20日午前の会見で、政教分離の観点から問題があるかどうかの質問に対し「公明党の創立者である池田大作氏に対して個人としての哀悼の意を表するため、岸田総理個人のアカウントで弔意を示したものと理解している」と述べ、問題はないとの見解を明らかにした。

岸田首相はX投稿後の19日夜、東京・新宿区にある創価学会本部別館を訪問し、原田稔会長や池田氏の長男、博正主任副会長と面会。ネットからは「創価学会に行く暇あったら靖国参拝が先だろ」「こんなザマで旧統一協会による被害者救済などできる訳がない」「もうなりふり構わないんだな!! 選挙の為ならなんでもありか」「Xでの投稿で大荒れしたのに、今日弔問するとは。よほど義理があるのでしょうね」といった厳しいコメントが多く寄せられていた。

こうした世論を背景に松野官房長官の発言は更なる物議を醸しそうだ。