渋沢栄一の従兄であり、学問の師でもあった尾高惇忠(おだかじゅんちゅう)の生家です。栄一は少年時代から彼のもとに通い、論語をはじめさまざまな学問について学んだと言われます。惇忠は世界遺産となった富岡製糸場の設立に大きく関与し、初代場長を務めました。

この生家は江戸時代後期に惇忠の曽祖父が建てたといわれ、惇忠や栄一らが高崎城乗っ取りなどの計画を謀議したと伝わる部屋(非公開)が二階に残っています。“幕末のイケメン”といわれる栄一の養子、渋沢平九郎もこの家で生まれたそうです。

名称:尾高惇忠生家
所在地:埼玉県深谷市下手計236
休館日:年末年始 (12月29日~1月3日)
入館料:無料
詳細:尾高惇忠生家|深谷市ホームページ

誠之堂・清風亭

誠之堂(せいしどう)と清風亭(せいふうてい)は、どちらも1999年に東京都世田谷区から深谷市の大寄公民館敷地内に移築された建物です。

茶色のレンガが特徴的な誠之堂(上写真)は、1916年に渋沢栄一の喜寿(77歳)を記念して世田谷に建築されたもので、国の重要文化財に指定されています。

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