トリックアートは、平⾯の絵画がまるで本物のように⽴体的に⾒える、⼈間の視覚錯覚を利⽤した遊び⼼あふれるアート作品です。⾒る⾓度や⽴ち位置によって絵が変化したり、まるで⾃分が絵の中に⾶び込んだような写真を撮影できたりします。

江⼾時代の⾵景に⼊り込んだような錯覚を味わえる江戸時代タイムスリップゾーン。町娘や籠持ちなど江⼾時代の暮らしを彩る人々と、リアルな背景が織り成すフォトジェニックな空間で、まるでタイムスリップしたかのような体験ができます。

家族や友達と協⼒してユニークな写真撮影に挑戦すれば、ワイワイ盛り上がることでしょう。

なお、この有隣倶楽部の建物は1928年に長瀞町上長瀞地内に秩父鉄道の保養所として建築され、1980年に現在の場所に移築されたものです。

館内には栄一翁が書いた「徳は孤ならず必ず隣有り」の扁額があります。これは、徳を積む人は、その行いや人格によって多くの人々に慕われ、理解を得られるので、決して孤独になることはないという意味だとか。栄一翁の精神は、いまも秩父に根付いています。

トリックアートと合わせて、四季折々の情景が感じられる庭園も楽しんでみてください。

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