日本三名泉に数えられる岐阜県の下呂温泉。1000年を超える歴史を持ち、織田信長にも愛されたと伝えられています。泉質はアルカリ性単純泉で色は無色透明、ほのかな香りの「美肌の湯」です。

そんな下呂温泉には、木曽川水系の一級河川・飛騨川をはさんでたくさんのお宿が並んでいます。温泉街の中心に位置する、創業75年の老舗旅館「下呂温泉 小川屋」もその一つ。実際に泊まってきたので、写真とともに館内の様子を紹介します。

飛騨川を望むロビー

正面玄関から一歩足を踏み入れると滝のオブジェからかすかな水の音が聞こえるロビー空間が広がっています。坂道に建っているため、このロビーが本館3階となります。

天井には豪華なシャンデリアがきらめき、奥は飛騨川がよく見渡せる、全面ガラス張りです。ゆったりと腰を下ろせる椅子が並ぶ広いロビーは、古き良き温泉旅館といった雰囲気が漂います。

ロビーに設置された足湯はホッとできる憩いのスペース。8時から22時まで自由に利用できます。足湯の奥のスペースには岐阜県や下呂市の名産品が揃った売店があり、おみやげ購入に便利です。

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