●会場からまちへ——味の巡礼に出かけよう
この展覧会のもうひとつの魅力は、展示だけで終わらない点。100件近い体験が、東海地方各地で行われています。
岐阜会場からも、毎週末に出発する「発酵グルメまちあるき」ツアーが実施されています。イベント公式ガイドブックを買った人はなんと参加無料!
コースでは、岐阜の“発酵名店”を巡りながら、街の歴史と味の背景を紐解いていきます。
たとえば、冷やしたぬきそばで人気の店や、鮎魚醤を使ったフォーの専門店、伝統菓子と現代感覚を融合させた「山本佐太郎商店」など、グルメ通もうなる立ち寄りスポットばかり。展示で得た知識を、街での食体験でさらに深めることができるのです。
●発酵は、文化と未来をつなぐ“食の知恵”
展示を訪れた人のなかには、「もっといろんな土地の発酵食を知りたい」「次は旅先で味わってみたい」と感じる人も多いはず。発酵食を知れば、その土地の地形や歴史、文化まで味わえるからです。
しかも、発酵食品は保存性が高く、スーパーや道の駅でも買いやすいため、旅先での“おいしいお土産”にもぴったり。気に入った味を持ち帰って、自宅の食卓で旅の続きを楽しむのもおすすめです。会場の出口でも、展示に登場した発酵食品を購入できます。