そして今、この発酵文化を支える人々は、気候変動や後継者不足という厳しい現実に直面しています。『発酵ツーリズム東海』では、発酵文化を次世代につなぐためのクラウドファンディングも始まっています。私たち旅人ができる支援のかたちは、訪れて、知って、味わって、そして未来に残したいと願うことなのかもしれません。

 
●東海三県で巡る“うまみ”の旅はまだ続く
今回ご紹介した岐阜会場以外にも、愛知県半田市ではミツカンミュージアム内で「すしの千年を巡る旅」、そして半田赤レンガ建物で「ハントーフードハント知多」という2つの展示が行われています。
また、2か月にわたるイベント期間中には、東海三県各地で蔵開きやワークショップ、マルシェなどの多彩なプログラムが展開され、地域の食と人との新たな出会いが生まれています。
展覧会を入口に、その先に広がる体験へ——
この夏、東海の発酵文化を巡る旅に出てみてはいかがでしょうか。

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