万延元年(1860年)の創業以来、長良川畔に佇み、江戸・明治・大正・昭和・平成・令和と6つの時代を歩んできた老舗旅館「十八楼(じゅうはちろう)」。その名前は、俳聖・松尾芭蕉翁が岐阜滞在中、この界隈の風情に感銘を受けて記したとされる「十八楼の記」に由来します。

山頂に斎藤道三公・織田信長公ゆかりの岐阜城がそびえ立つ金華山の麓、長良橋南詰の鵜飼観覧船のりばから西へ続く格子戸のある古い街並みの中にあり、岐阜観光の拠点に便利な立地です。

この記事では、人数や予算に応じて選べるお部屋、茶褐色のにごり湯が特徴の長良川温泉、長良川の風土が育んだ恵み生かした四季折々の会席料理などを愉しめる十八楼の魅力を紹介します。

ロビーラウンジ

エントランスから入り、レセプション、そして十八楼オリジナル商品や岐阜の名産品を揃えた売店の横を通って奥に進むと、ロビーラウンジがあります。

長良川を望む広々としたロビーラウンジの壁面には芭蕉が残した「十八楼記」が刻まれており、気品と落ち着きを感じさせます。チェックイン後、17時30分まではワインをフリーフローで楽しめるのも嬉しいポイント。そのほか、ソフトドリンクやコーヒー、紅茶も用意されています(無料)。

お部屋(川側10畳客室) 次ページ