移民が多く住み、土地や物価の安さから駆け出しのアーティストやクリエイターらが集まるようになったことでトレンド発信地となり、今ではすっかり成熟しきった感のあるイースト・ロンドンのショーディッチやハックニー。
オシャレな街として発展していったことで、物価や地価、家賃が急上昇し、それらのエリアを脱出したアーティストやクリエイターたち、若いファミリー層が移り住み始め、じわじわと活気づいているのが、ロンドン北東部の街、ウォルサムストウです。

今回ご紹介したいギャラリー「ゴッズ・オウン・ジャンクヤード(God’s Own Junkyard)」があるのもこの街。

ロンドン中心部から地下鉄で約20分の場所にある「ウォルサムストウ・セントラル(Walthamstow Central)」駅から閑静な住宅街を15分ほど歩くと、少々寂れた雰囲気の倉庫街が現れます。

ここには若手の醸造家らが営む活気あるブリュワリー(ビール醸造所)やリキュールの製造所が立ち並び、その多くが倉庫内に週末だけ営業する「Tap Room(タップ(蛇口)からアルコールを提供するバー)」を併設し、週末ともなると昼間からフレッシュなビールやエール(フルーティーで軽やかな飲み口のビールの一種)を味わう人々で賑わっています。

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