激ウマなのに経営がヘタすぎて潰れそうな蕎麦屋「鴨蕎麦 尖」(東京都目黒区緑が丘2-25-17)をご存知だろうか。いや「ご存知でない人」が多いからこそ潰れそうなのだが、ここの料理、行く人すべてが絶賛するほど絶品なのだ。

・人が訪れにくい
この「鴨蕎麦 尖」が潰れそうな理由はいくつかある。最寄り駅は東急東横線自由が丘駅なのだが、そこから徒歩10分ほどかかる場所に位置する。自由が丘駅と「鴨蕎麦 尖」との間には無数に人気店がある。遠くて飲食店が少ない地域にある「鴨蕎麦 尖」まで人が訪れにくい。

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・店を見つけるのは至難の業
さらに「鴨蕎麦 尖」の店舗は大きな道から横道に入り、さらにマンション1階の奥にあるため、歩行者が店を見つけるのは至難の業。よって「おっ、こんなところに美味しそうな蕎麦屋があるぞ」というパターンはほぼ不可能。しかし店内に入れば、そこで極上の料理が待っている。

・雰囲気はシンプルでシックな内装
店内に入ると、ヒップホップが流されており、蕎麦屋らしからぬバックミュージックではあるが、雰囲気はシンプルでシックな内装で落ち着くムード。広めの厨房と狭めのカウンター6席のみで構成されている。

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・ひとつひとつの料理が絶品
ランチは蕎麦を手軽に楽しめ、ディナーはコース料理のみ用意されている。店主がひとりで調理と接客をしているため、コースは料理が出てくるまで非常に時間を要するが、ひとつひとつの料理が絶品すぎて、待ち時間の長さを忘れてしまうほど。入店から退店まで3~4時間、蕎麦のメインディッシュが出るまで3時間ほどを目安にしておこう。

・特に日本酒に合う料理

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