人気低迷が囁かれて久しいプロ野球だが、先月の交流戦の観客動員は325万人を突破、こと千葉ロッテマーリンズに限っては34.9%の急増と健在ぶりを示している。そんなプロ野球界の今オフの台風の目となりそうなのが、前澤友作氏率いるZOZOTOWNの球界参戦だろう。
前澤氏は7月17日にTwitterで「プロ野球球団を持ちたい」と宣言。千葉への「地元愛」を公言し、マリンスタジアムのネーミングライツを31億円(10年)で購入していたことから、ロッテへの買収かと話題を呼んだ。そんな中、24日にサンケイスポーツ・植村徹也記者が、ZOZOTOWNによる千葉ロッテ買収交渉の存在をすっぱ抜き、騒動が広がっていたのだ。
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千葉ロッテは04年には40億円もの赤字を出し、観客動員で盛り返した16年でも5億円の赤字とのデータ(収支非公開)もある。過去にも買収の相談や提案は複数あり、千葉市を巻き込んだ市民球団構想や上場などいろんなアイデアも出ていた。
だが、そもそもZOZOTOWNは「横車を押すようなもの」(球団関係者)で、千葉ロッテは現在交渉を進めたり提案を受けている会社がある中で、ZOZOTOWNの「200億円買収提案があり、ロッテが断ったという話だけが独り歩きしている」(球団関係者)と、ロッテ側は不信感を隠さない。
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