文明の交差点とでもいうべきコーカサスに位置するアゼルバイジャン。
日本人には馴染みの薄い国ですが、「ヨーロッパの主要国へはもう行った」「人が行かないところに行ってみたい」という人から密かに注目を浴びている国です。
「コーカサスのドバイ」の異名をとったビル群に、世界遺産の旧市街や遺跡など、知られざるアゼルバイジャンの見どころと豆知識をご紹介します。
・アジアとヨーロッパのはざまにあるコーカサスの国
アゼルバイジャンは、「コーカサス」と呼ばれる場所にあります。日本ではあまり聞かれない呼称ですが、コーカサスとは、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス山脈と、それを取り巻く低地からなる約44万平方キロメートルの地域のこと。
コーカサスは、ロシアの一部からなる北コーカサスと南コーカサスに分かれますが、一般的に「コーカサスの国」というときには、おもにアゼルバイジャンやジョージア、アルメニアなどからなる南コーカサスを指します。
アジアとヨーロッパのはざまに位置するコーカサスは、アジアとヨーロッパの文化が入り混じったエキゾチックな風景や空気感が特徴です。
・コーカサス唯一のイスラム教国
アゼルバイジャンは、コーカサスで唯一のイスラム教国。
イスラムの国というと旅行がしにくいというイメージがあるかもしれませんが、アゼルバイジャンに関していえばまったくそのようなことはありません。
肌や髪を隠すようなファッションをしている女性はむしろ少数派ですし、飲酒に対しても寛容。ラマダーン(断食月)のあいだでも、レストランでの飲食等には支障がなく、そういう意味では比較的旅行がしやすいイスラムの国といえます。
・物価は日本の半分程度
アゼルバイジャンの通貨はマナトで、1マナトは約65円(2018年9月現在)。
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