雑味がなくすっきりとしていて、とても芳醇な味わい。こんなにおいしいワインが1本225コルナ(約1,125円)で飲めるなんて驚きです。

ワインといっしょにチェコ料理もいただきました。グラーシュはパプリカを使った濃厚な牛肉のシチュー。クネドリーキと呼ばれるパンが添えられています。キシキシとした食感のグリルチーズ(焼チーズ)もチェコでよく食べられるおつまみです。

また、今回初めて食べたのが、ラード(豚脂)のペースト。チェコ語では「Sádlo se škvarky (サードロ・セ・シュクバルキ)と言います。

「ラードをパンに塗るなんて、くどいのでは?」と思いきや、実際に食べてみると、しつこさはありません。ペーストの中にカリカリとした食感のもの(これも実はラードを炒ったものだそう)が入っていて、食感も楽しいです。

上に紫玉ねぎのスライスがのっているので爽やかな辛みも加わり、豚脂とは思えない味わい。

家族や友人が集まり、談笑しながら楽しそうにワイングラスを傾けつつ過ごす夕べ。ゆるやかで、親密な時間に、南モラヴィア地方の人たちのスローライフの一部を垣間見た気がしました。

チェコの南モラヴィア地方に行ったら、ぜひこの土地で作られるおいしい白ワインを味わってみてください。

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名称 Rodinné Vinařství Mikulov Kateřina Šílová
住所 Vídeňská 5 / 237 692 01 Mikulov
Webサイト http://pijuziju.cz/

[取材協力:チェコ政府観光局]