■各国反応にみる、国家にとって「軍艦旗を降ろす」ことの意味

韓国の言い分である軍艦旗を降ろすということは、「降伏」もしくは「武装解除」を意味します。韓国は「自国の国旗と韓国国旗である太極旗のみの掲揚」を要請。つまり「軍艦旗を掲揚させない」という非常識な暴挙に打って出たわけです。理由は日本の「旭日旗を韓国領海に持ち込ませたくないから」それは何故なのか?

『軍艦旗ではなく侵略のシンボル「戦犯旗」だからという韓国の国民感情を考慮した』為なんだそうで、なんともまぁ……そんな無理筋な要請を各国の海軍が承知するはずなんてありませんでした。

我が国の防衛省が参加中止を発表したのは開催6日前。開催前日には支那中共が不参加を表明しました。諸説あるようですが、格下認定(?)している韓国の観艦式に、それも米中貿易戦争の真っ只中、わざわざ参加する必要はないと判断したのでしょうか。

「行く必要ねーし、軍艦旗揚げるなとかチョーシこいてっからシカトな」

「全然ビビってねーけど、アメリカ来るらしーから、ヤベーじゃん。うちら揉めてっから」なんてやり取りはなかったでしょうけど。ついついイメージが湧いて(笑)!

また当日にはマレーシアが不参加、いわゆるドタキャンしたのです。

「悪ぃ!なんかメンドクセーから行くの止めるわ!また今度誘ってな!」的な雰囲気、どうでもいい相手感が漂っています。

フィリピンに至っては海上パレードに到着が遅れ不参加……。

「すまんすまん! 思ったより道混んでて、気が付いたら終わってる時間だったわ」って、よく周りに居ます(笑)! 確信犯的な言い訳が思い浮かんで笑ってしまいました。

なんというグダグダ感! これだけでも主催国たる韓国のメンツは丸潰れ、後に語り継がれるほどの不名誉なことだと考えますが、現実は更に厳しく過酷なもの。そう簡単には終わりません。

ロシア・カナダ・オーストラリア・シンガポール・インド・タイ・ブルネイ、7ヵ国の軍艦全てに軍艦旗が堂々とメインマストに掲げられたのです。韓国政府からの要請は見事に無視されました。

軍艦旗を揚げなかった米国・インドネシア・ヴエトナムは国旗と軍艦旗が同じ。つまりは参加した10ヵ国「全てが軍艦旗をメインマストに掲揚」したわけです。このメインマストに軍艦旗を掲げることは「戦闘中」を意味します。

シンガポールは軍艦旗を堂々と掲げ、韓国の要請通り自国の国旗と太極旗をマストに掲揚しました。掲揚したのですが、なんの手違いなのか、よりによって太極旗は半旗の状態で揚げられることに。

「韓国チョーシこいてるけど、日本さん怒らせたらマジヤベーから。ご愁傷さま」…半旗って「弔意」を表すんですよ。

ロシアも韓国の要請通り艦尾に軍艦旗は掲揚していませんでした。が、なんとマストに高々と軍艦旗! それも太極旗よりも高い位置に。「ケンカ売ってる?いつでも買うぞ!」と言わんばかりに威圧してますよね。しかも「要求聞いてやったからな。次はウチらの言うこと聞けやゴルァ!」って展開が想像できそうで、なんとおそロシア(笑)!

微笑みの国にして、我が国以上に嫌韓といわれるタイはマストに国旗の何倍も大型の軍艦旗を堂々と掲げての参加でした。

「韓国、前からウチらの所で好き勝手やってて気に食わねーんだよ」

「ケンカ上等! 気合い入れてんだよ! 来るなら来いや!」

戦闘状態を表す正式なる「戦闘旗」の状態にして軍艦旗を掲揚するとは恐れ入りました。普段にこやかな人を怒らせてはいけないとあれほど……。

 ……なんて(笑)! 全てに明確な意志表示を感じるのは私だけではないと思います。韓国の無礼にして非常識な要請に対する憤りを、軍艦旗で示すなんて素晴らし過ぎます!

やられたらやり返す! これが国際社会の流儀です。だけど、同じことを日本の自衛艦がやったら…。韓国中を挙げての大変な大騒ぎになったことでしょう。だから参加中止で大正解だったのです。きっと……。

しかしそれだけで済まないところが流石は韓国。韓国も華麗にターン!

やってくれました。海上パレードに参加した米国の空母ロナルドレーガンに対し、反米活動家約200名がカヤックで大暴れして基地入港を妨害しました。招待したお客様を玄関先で追い返すって、非常識で失礼極まりないことが当たり前のようにまかり通るとは…。まぁ、沖縄で似たようなことが日常的に行われていることを考えますと、一概に韓国政府の対応の不味さをどうこういえないのが悔しい限りです。結局米空母は翌日まで海上に停泊せざるを得なかったとか。

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