米証券取引委員会(SEC)は、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が1月30日に上場申請を再提出した資産運用企業VanEckのビットコインETF(上場投資信託)について、「パブリック・コメント」の募集を開始するとともに、申請審査を正式に開始すると13日に公表した。

CBOEは1月24日、SECの承認に時間がかかるほか米国政府機関の閉鎖を理由に、昨年提出していたビットコインETFの上場申請を一度取り下げていた。だが、政府機関の閉鎖が解除されたことにより、申請を再提出した。SECはこれによって正式に審査を開始したことになり、最大審査期間240日が設定されることになるとみられる。

アメリカでは複数のビットコインETFの上場申請が提出されてきたが、VanEckの申請するETFは最も有力視されてきた。またVanEck関係者は先週、ビットコインETFの実現は「2020年内には実現」すると発言して注目されていた。