4年の歳月をかけ、1735年に完成した市庁舎。ファサードには神聖ローマ帝国の紋章である双頭の鷲が誇らしげに掲げられています。市庁舎前は11月末から開かれるクリスマスマーケットの会場でもあり、毎年初日に行われるアルプホルンの演奏は名物のひとつです。

人口約4万人の小さな町に、可愛さがぎゅっと詰まったシュヴェ―ビッシュ・ハル。観光客も少なく、のんびりと散策をしながら町じっくりと町の魅力が味わえます。

エスリンゲン

シュトゥットガルト郊外にあるエスリンゲンは、かつてシュヴァーベン地方(シュトゥットガルト周辺からバイエルンにかけてのエリア)で最も守りの固い城塞都市だった町。現代にまで受け継がれる美しい街並みは、数々の戦禍やペストの流行といった困難を何度も乗り越えたこの町の勲章でもあります。

旧市街への入口となるのが、ロスネッカー川に架かる橋。橋の上からは中州に立つ木組みの家ほか背後には立派な教会の塔も見え、どんな街並みが待っているのだろうと想像力を掻き立て間ます。

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