バスケットボール漫画の金字塔として多くに支持されている『SLAM DUNK(スラムダンク)』の新作アニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』(12月3日公開)の声優キャストが4日、発表されて物議を醸している。

『スラムダンク』は週刊少年ジャンプ(集英社)で1990年から1996年まで連載していた井上雄彦原作のバスケットボール漫画で、湘北高校バスケ部を舞台にチームメイトとの衝突や成長していく姿が描かれ人気を博した。

国内におけるシリーズ累計発行部数は1億2000万部を突破。1993年~1996年にテレビアニメが全101話放送され、声優陣は桜木花道役を草尾毅、赤木剛憲役を梁田清之、流川楓役を緑川光、三井寿役を置鮎龍太郎、宮城リョータ役を塩屋翼が務めていた。

しかしこの日、東映アニメーションの公式YouTubeチャンネルでの特番では、湘北メンバー5人の声優はテレビアニメ版から一新され、桜木花道役を木村昴、赤木剛憲役を三宅健太、流川楓役を神尾晋一郎、三井寿役を笠間淳、宮城リョータ役を仲村宗悟が担当することを発表。キャラクターボイスが入った最新予告映像も公開された。

こうした東映アニメーションの発表にSNSは敏感に反応し、特に『ドラえもん』でジャイアン役を務める木村昴が桜木花道役を担当することに対して「ジャイアンにしか聞こえなくて悲しい」「予想以上にジャイアンだった」「実際聞いてみて意外と大丈夫かもって思ったけど桜木のジャイアン感が…」「木村昴さん悪くないけどやっぱりジャイアンだわ。これは武田鉄矢が金八先生以外の役を演じた時先生にしかみえない現象」「桜木花道がジャイアンにしか聞こえなくて、見に行くの辞めようと思うくらいショック」「スラムダンクの声優全入れ替えはマジで悲しい…俺たちが見ていた桜木は完全に草尾さんだし、流川は緑川光なんだよな…」など、さまざまな意見が寄せられていた。