4月29日放送の『マツコ会議』(日本テレビ系)に、モデルで女優の冨永愛(40)が出演。タレントのマツコ・デラックス(50)が、最近の日本のモデル業界を嘆く場面があった。

世界でトップモデルとして活躍する一方、男女が逆転した江戸城を舞台にした『大奥』(NHK)では徳川幕府8代将軍・徳川吉宗を演じ、圧倒的なスタイルで着こなした着物姿が話題になった冨永。マツコはそんな富永を前に、かつてはミラノコレクションやNYコレクションに「非日常」を感じていたと話し、「モデルさんたちも意地だし、作ってる人も意地だし、買うほうも着るほうも意地だし。みんなが意地張ってた。意地の張り合いだった」と回顧。一方で、今のファッション業界は「戦いみたいな感じてはなくなった」と一抹の寂しさを感じているという。

その後、4月7日に公開され冨永も出演する映画『世界のおわりから』の紀里谷和明監督(55)がサプライズ出演。冨永が17歳の頃から知っている紀里谷も、第一印象は「すごい衝撃的だった」そうで、「ほんとのモデルですよね。彼女が最後のモデル」と絶賛。

これに触発されたマツコが「日本のモデルなんてモデルって言わないんだよ」と、最近の日本のモデル業界に辛辣な評価を下すと紀里谷監督も「その通り」と同意。さらに紀里谷監督は「(最近のモデルは)親近感に行きすぎちゃいましたね」「親近感なんかいらない」とバッサリ切り捨てていた。

これに視聴者もざわつき、ネット上には「そう、その通り!冨永愛のように雲の上の存在であってくれ」「日本のモデルはモデルじゃない。モデルに親近感はいらない。本当紀里谷監督の言う通り。アイドルとかアーティストも親近感はいらないと思う」「マツコと紀里谷さんのいうモデルが親近感に寄りすぎた話はわかりみが深かった…」と共感の声が続々とあがっていた。

「日本のモデルは、タレント活動と兼任してバラエティで活躍したり、SNSで注目を集めたインフルエンサーがモデルを務めたりしており、いわゆる読者モデルに寄りすぎた結果、“頑張れば手が届きそう”という親近感が売りになっているのが特徴。これもまた時代の変化のひとつですが、今回のマツコさんの発言はひと昔前までのファッションやモデルに対する“憧れ”とはベクトルが違ってきたと感じていた世代から共感を集めていました」(女性誌記者)

身長179㎝、9等身という抜群のスタイルを誇る冨永を前にマツコの本音が止まらなかったようだ。