叩かれるほど自分の中で盛り上がった

──「こうやって盛り上がるのはいいことです」「では提案です、ここを岡本太郎を超えていくと決めた人たちが書き込むトピックにしませんか? そんな熱いトピックにしてはいかがでしょう」みたいな感じで、注意するだけ無駄感がすごくて(笑)。

上田 ハハハハハハ! 無敵ですね(笑)。

──で、ボクが「岡本太郎を超えたいと思うのも、そのためになぜか高橋歩の方法論を使うのも自由ですけど、こういうトピックを岡本太郎コミュで立てるのは自由じゃないってことなんですよ」「そういうことしたいんだったら自分で岡本太郎と高橋歩超えコミュでも作ってください」って、すごい冷たいことを書き込んで。

上田 ……それにはなんて返してました?

──「ありゃりゃ~、バッシングの雨嵐ですなぁ。ここではこうゆう事を書かない方がいいのかな? と、真剣に考えてみたんですが…太郎さんならどう言うかな…と。太郎さんなら『はいはいすいませんでしたぁ~』と撤退する訳が無い。猛然とぶつかっていくはずだ。と、思ったんです」「太郎さんが『空気読めや』みたいな事言うとは思えません」って感じで、そもそも岡本太郎はこんなコミュに書き込まないよと思ってました。

上田 ごもっともですね(苦笑)。

──いやぁ、強かった!

上田 強いですねえ……言われれば言われるほど盛り上がっちゃってたんだと思います。

──名フレーズだなと思ったのが、「岡本太郎が、天国から降りて来て『それは違う!!』と言ってきても、俺が信じていれる事なら岡本太郎をぶっとばしてでも先へ進みます。太郎がとうせんぼしよぉが、ぶっとばして進む。超えて行く。『太郎さん、どいてくれ。俺はそっちに行きたいんだ』って」というやつで(笑)。

上田 ハハハハハハ! それはちょっと覚えてます。恥ずかしいなあ……。でもね、いまの俺にも残ってると思います。

──そういう痛さが。

上田 多少は。10年後に見たら、「ああ、このときもやっぱり痛いな」っていうのはまだあると思います。

──mixiもそうだしブログもそうですけど、そのモードのときに書かれた、いま拡散されたらあきらかに痛手になるようなことをいまでもちゃんと残しているのは勇気あるなと思うんですよ。

上田 そうですね。アメブロって非公開にできるのかなと思ったらできなくて、1個1個消すしかないって書いてあったんで、じゃあいいやと思って残しておきました。mixiは単にいまログインができない状態で。

──つまり、どうしようもないから残してるだけ(笑)。

上田 消そうとは一瞬思いましたけど、ちょっと消すのは負けな感じがしたというか、これも含めて俺やっていうことで。

──失敗によって学んだこともあるだろうし、それを踏まえて現在があるはずですからね。

上田 そうですね。だから、そのログを残しておこうって。

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