10月14日放送の『ひるおび』(TBS系)は、2024年に現行の健康保険証が廃止され、マイナンバーカードに1本化されることについて取り上げた。

河野太郎デジタル相(59)は13日、河野太郎デジタル相が2024年秋に現行の健康保険証を原則廃止してマイナンバーカードに統一するという政府方針を発表。これにより、あくまで“取得は任意”とされてきたマイナンバーカードの取得が、事実上“義務化”されたことになる。

これについて政治ジャーナリストの田崎史郎氏(72)は、「法律改正を来年か再来年にやって、2年後の秋に保険証をなくすと」解説したうえで、「僕たちが持っている保険証はもう発行してくれないんですよ。これはもう大変なことなんです、本当に。それをいとも簡単に言った」とコメント。こうした決定は岸田文雄首相と「相談しながらやっている」とし「岸田さんも同じ思いだが、河野さんが言うと突破力が違う」と私見を述べた。

さらに、司会の恵俊彰(57)から「もう実質義務化ってことでしょ?」と聞かれると「事実上、半強制的ですよね。でも政府の方は決して『義務化する』とは言わないんです。義務化するとなると、これ法律改正が必要なんだと思うんですよ」と説明し、「お願いしてるだけなんで。『義務化じゃありません』というのは建前。でも実質義務化」との見解を示した。なお、運転免許証もマイナンバーカードと一体化されるが、番組では「免許証はそのまま。マイナンバーカードにも入ってくるんでしょうけど、免許証は発行しますよね」と説明。これについて田崎氏は、免許証の発行が人口の約64~5%であるのに対し、保険証の発行は100%であるため、「マイナンバーを普及させるために、保険証を選んだわけ。そこにターゲットを絞った」と持論を展開させた。

「マイナンバーカードがあれば便利になる反面、不安要素があるのは確か。そのひとつが紛失時の個人情報流出ですが、こうした懸念はマイナンバーに限ったことではありません。しかし、恵は『失くせないですよ!』と不安をあおるような発言をしており、視聴者からは『恵俊彰はマイナンバーカード反対なのか?分かりやすいw』『恵は馬鹿だな〜マイナンバーカードをスマホに入れる・入れない関わらず、スマホを落としたらまずいでしょ』『マイナンバーカード自体からの不正読み込みはあんまり心配してないよ、ほとんどの人。紐づけて手に入れてる情報を管理できないでしょ、あんた達って言ってるの』『いや、マイナンバーカードの情報流出で不安なのはカード落としたら、とかよりも情報扱ってる政府機関のセキュリティなんだが……』といった呆れ声が上がっていました」(政治記者)

マイナンバーの普及を急いでいる政府。唐突な“実質義務化”の理由について国民への説明が求められている。