峠の頂上直下には、木曽街道六拾九次や木曽路名所図会にも描かれた中山道の名所、八瀬沢一里塚が残っています。瑞浪市内の中山道には昔のままの一里塚が連続して4か所残っており、全国的にも珍しい例です。

琵琶峠頂上の馬頭観音(ばとうかんのん)。牛馬を守護し、旅の道中を守る観音様だそうです。

30分ほどで琵琶峠を越え琵琶峠東入り口に到着しました。途中に休憩所とトイレもあり、無理なく歩けるコースでした。

大湫(おおくて)宿

大湫宿は江戸から数えて47番目、西の琵琶峠と東の十三峠に挟まれた、里山の宿場です。格子窓の家並みが昔の面影を残しています。

丸森」と呼ばれる旧森川訓行家住宅は、旅籠屋の他に尾州藩の許可を得て塩の専売も行い、繁盛を極めた商家でした。建物は江戸時代末期の建築と推察されており、平成18年に国登録有形文化財に登録、現在は瑞浪市観光案内所として開放されています。(内部見学可能/入館無料)

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