ぼたん岩から東へと進み、川を渡ると、大変急な「みだれ坂」が現れます。大名行列の列が乱れ、旅人の息が乱れ、女性の着物の裾も乱れたことから「みだれ坂」と呼ばれるようになったとか。
こちらの首無し地蔵には、「二人の武士の召使が昼寝をしており、一人が目を覚ますと仲間は襲われて首がなかった。怒った召使いは『黙って見ていたとは何ごとか』と地蔵の首を斬り落とした」という言い伝えがあるそうです。
いくつかの坂を越え、茶屋跡を通り過ぎ、西行の森、そして槙ヶ根一里塚を過ぎると、十三峠の東入り口に到着します。
天気がよければ、日本百名山の一つに数えられる「恵那山」(標高2,191m)を見渡せるでしょう。
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