そこには小さなメッセージ「NOT ANOTHER EGG(また卵!じゃないよ)」。「卵形ばかりもらって飽きてたでしょ?」との意味が含まれているようです。
・定番品もいろいろ
キットカット、スニッカーズ、m&m’s、オレオ、スマーティーズなど、イギリスでも定番のチョコレート・ブランドのエッグはもちろん卵型になっても売れ筋です。
・イースターの意味を思い出して欲しい!
イースターの宗教的意味がどんどん薄れていく状況を懸念し、「ミーニングフル・チョコレート(Meaningful Chocolate、有意義なチョコレート)」社が、イースターを紹介する冊子付きで、キリストの絵と「イースターの本来の意味をお祝いしよう(CELEBRATE THE REAL MEANING OF EASTER)」と箱にプリントされたチョコレート「The Real Easter Egg」を2010年に発売しました。
発売当初は「宗教色を前面に打ち出した商品は売れない」との理由から、ほとんどのスーパーに置いてもらえなかったのだそう。
その後、イングランド国教会の支援を受け、教会や教会付属の小学校で販売しながら地道に販路を広げ、今では大手スーパーも取り扱うようになったのだとか。
フェアトレード(公正取引)のチョコレートを使用し、売り上げで得た利益は慈善団体へ寄付されているという、社会貢献も果たしている商品なのですが、筆者が見かけたスーパーでは、柱の後ろの一番目立たない場所に陳列されていました…。
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